白藤先生の最も得意とする事に、
霊界通信直接対話、
つまり、亡くなられた方との直接対話があります。
その時のエピソードを綴ります。
おいらが一戸建てを新築し、1〜2ヶ月ぐらい経った頃、
小学生の娘が変な事を言いました。
それは
「2階の自分の部屋におばあさんが居て、クローゼットの方に消えていった。」
と言うのです。
以前より隣のカミさんの実家では、
20年程前に亡くなったおばぁちゃんらしい人影が、
「階段を下りてゆくのを見た。」とか、「誰もいないのに人が廊下を歩く音がした。」
と言う事が起きていたのでした。
ちなみにおいらはそういう事には全く鈍感で、見えませんし聞こえません。
霊感という物をほとんど持っていないのです。
しかし娘は小さい頃から、ちょっと霊感体質的な所があったのでした。
おいらはもしかしたら20年程前に亡くなったカミさんのおばぁちゃんが、
関係しているのではないのか?と思ったのでした。
なぜなら新築した家のある場所には、
昔カミさんの実家が建っていて、
その家にはカミさんのおばぁちゃんも同居していたからです。
その事を白藤先生に相談した所、
「心配なら診てあげる。」
とおっしゃって下さったので、
正規に依頼をお願いして、都合を付けて相談に伺ったのでした。
その際に、
「亡くなったおばぁちゃんの遺品をひとつ持ってきて。」
とおっしゃったので、
義母から、おばぁちゃんが使っていた裁縫箱を預かって、先生の所にお伺いしたのでした。
直接対話を行う前に、
先生とおいらは
神棚の神々様と仏壇の御仏様に直接対話をさせて頂くお断りをしました。
それから先生はおばぁちゃんの名前を聞いて、
預かってきた遺品の裁縫箱を手にとっておいらに
「私の目を見ていて。」
と言って、おいらを凝視しました。
しかし中々おばぁちゃんは出て来ないようで、先生はおいらの目をじっと見つめ、
静かにおばぁちゃんの名前を呼びながら、手にした裁縫箱を何度か持ち直します。
この時には、呪文やお経、祝詞などを唱える様な事はしませんでした。
ただ遺品を手にとって、亡くなった方の名前を呼びながら、
じっとおいらを見つめるだけです。
そして何度か裁縫箱を持ち直した時だったでしょうか、
先生が「来た!」とおっしゃい、おいらに「ちょっと見て。」といって、
先生はご自身の腕をおいらに見せたのです。
先生の腕には激しく鳥肌が立っていて、
「霊が来るとこうなるのよ。」
とおっしゃいました。
一般の我々でも、背中にぞくぞくっと来て鳥肌が立つ時がありますが、
正にそれと同じ状態の様です。
おいらには何も見えないし、何も感じません。
しかし白藤先生の目には、間違えの無くおばぁちゃんの姿が見えている様です。
白藤先生は、見えている人物に
「○○○○さんですね。」
と尋ねておられました。
白藤先生がおいらに言いました。
「今私に見えている人が、おばぁちゃんご本人に間違え無いか確認します。
おばぁちゃんって、背中がまるまっていて、どちらかというと小柄で、
お顔は丸四角っぽい感じで……」
と次々におばぁちゃんの容姿や顔の特徴をおいらに確認してきます。
おいらは生前のおばぁちゃんを知って居ましたから、
先生の言う特徴をひとつひとつ確認しました。
白藤先生が言うおばぁちゃんの特徴は、ひとつひとつがその通りで、
おばぁちゃん本人に間違えが無い事が確認できたのでした。
おばぁちゃん本人に間違え無い事を確認した後、
先生はおばぁちゃんに質問して行きます。
「2階の部屋に居たのはあなたですか?」
おばぁちゃんは直ぐには答えない様です。
白藤先生は繰り返しおばぁちゃんに優しく問いかけます。
すると、おばぁちゃんはやっと返答してくれた様で、
白藤先生はおばぁちゃんが言う事に「うんうん」とうなずいて、
おいらに
「新しい家が出来たから、様子を見に来た。と言っている。」
とおっしゃいました。
特段我家に何かあるとか、娘に何かあると言う事は無いそうです。
白藤先生と亡くなられた方とのやり取りは、
先生の目には亡くなられた方が見え、対話は頭の中で行われている様です。
おいら(相談者)には何も見えませんし、何も聞こえません。
問いかけは声に出していますからおいらにも分かりますが、
おばぁちゃんの返答は白藤先生にしか聞こえません。
先生はおばぁちゃんに質問して、
おばぁちゃんの言う事を「うんうん」と聞いて、
おいらに伝えます。
カミさんの実家の方に出ていたのもおばぁちゃんか尋ねると、
おばぁちゃんも慣れてきたのか、スラスラと答えてくれている様で、
「長男(カミさんのお父さん)の事が心配で時々出ていた。
長男は性格がキツくて、亡くなる前に言いたい事があったけど言えなかった。
それが心残り。」
と言いました。
先生が
「それはなんですか?」
とおばぁちゃんに訪ねましたが、
おばぁちゃんは答えようとしないみたいです。
再度白藤先生が、
「間違えなく長男さんに伝えますから、教えてください。」
と問いかけると、おばぁちゃんは、
「無茶をするな。」
と答えました。
先生は
「何だか分からないけど、長男に無茶をするな。と言っている。」
とおっしゃいました。
おいらにはその「無茶をするな。」と言う事が、何をさしているのか、
なんとなく分かりました。
義父は性格的に我が強く、他人の言う事を聞かない人だったのです。
多分おばぁちゃんは、その事を心配していたのだと思います。
おいらは先生に「分かりました。伝えます。」といって、
おばぁちゃんに伝えてもらいました。
そして先生は、おばぁちゃんに
「言伝は間違えなくお伝えさせて頂きます。ありがとうございました。」
と言って、おばぁちゃんには黄泉の国にお帰り頂き、
亡くなった方との直接対話は終わりました。
再び先生とおいらは
神棚の神々様と仏壇の御仏様に無事直接対話が出来たお礼を述べて、
直接対話の全てが終了したのでした。
終わった後にも先生はご自身の腕をおいらにみせて、
「ほら、まだこんなに鳥肌が立っている。いつもこうなるのよね。」
と言ってあっけらかんとしておられたのでした。
先生の特殊能力は、我々一般人にしてみたら、驚くべき事なのですが、
先生ご本人は持って生まれた物ですから、ごく当たり前のご様子です。
皆さんに覚えていて頂きたいのは、
霊能者が、亡くなられた方と直接対話する時には、
●呪文、お経、祝詞などを唱える様な事はしない。
● 自分、第三者に霊を降ろす事は無い。
● 亡くなられた方の遺品ひとつと名前(字画不要ことばの響きだけ)があれば良く
生前の写真、生年月日、氏名の字画などは必要ありません。
また事前にこれらを必要としません。
● 出てきてくれた亡くなられた方の顔、容姿、生前の様子などの
相談者が確認できる特徴を相談者に述べて、
亡くなられたご本人に間違えないか確認をする。
と言う事です。
インチキは、「おばぁちゃんが来ています。」と言うだけで、
その人の特徴を相談者に確認しません。
それでは、本当に亡くなられた方ご本人なのか分かりません。
もしかしたら、見えていないのに嘘を言っているかもしれません。
適当に当たり障りの無い事を言えば、幾らでも誤魔化す事ができるのです。
それなら霊能力の全く無いおいらにもできます。
だから「霊能者」と称する「詐欺師」が沢山いるのです。
真の力を持った霊能力者であれば、史実、事実と異なる事は言いません。
繰り返しになりますが、
亡くなられた方との直接対話は、霊視同様、
事前に亡くなられた方の氏名(字画)、生年月日、写真などの資料は一切必要ありません。
そういった資料が必要なのは、霊視や霊能力では無く占いの分野なのです。
占いと霊能力は、全く別の物なのです。
占いは統計学ですから、相談者の資料が必要になります。
しかし霊能力は、そういった資料は必要ありません。
つまり、霊能者を名乗っているにも関わらず、
氏名の字画や、生年月日、写真などの資料を予め準備する様に言われたら、
その人は本物では無いと言う事です。
騙されないように、十分注意してください。
にほんブログ村
スピリチュアル ブログランキングへ

430