2020/8/13  21:19

宇佐美先生から子供たちへのメッセージ  活動報告

毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

宇佐美先生より水月の子供たちへメッセージが届きましたので、掲載いたします。


 
今年は、新型コロナウイルスが、世界中、日本中にひろがり、感染者の多い東京の人は、お盆休みに故郷にも帰れず、ほかの府県へも旅行に出かけられないような状態になりました。学校もお休みになったり、夏休みが短くなったりしています。
 
水月剣友会の稽古もお休み、何十年も続いてきた夏の合宿も中止になりました。
 夏合宿の夜は、小団治先生の落語(去年は、「牛ほめ」・「千両蜜柑」の二席)と、私の「論語」のお話、最後の夜はみんなのコンサート、「パプリカ」の歌と踊りなどでもりあがりました。さて、合宿に来られなかった人にも、去年のお話を聞いてもらいましょう。

子曰く、富と貴とは、これ人の欲する所なり。その道をもってせざれば、これを得ともおらざるなり。貧と賎とは、これ人のにくむ所なり。その道をもってせざれば、これを得とも去らざるなり。君子仁を去りて、いずくにか名を成さん。君子は終食の間も仁に違うことなく、造次(ぞうじ)にも必ずここにおいてし、顚沛(てんぱい)にも必ずここにおいてす。と。
 
孔子がいうことには、金持ちになること、高い地位を得ることは、誰もが望むところです。でも、君子は、正しい方法で得た金や地位でなければ、金を自分のものとせず、高い地位にとどまりません。逆に、立派な行いをしているのに、貧しく、低い地位にとどまっている場合には、それを甘んじて受け入れます。
 君子が真心と思いやりを尽くす仁の道から離れたら、君子とたたえられなくなります。だから、君子は、食事をとる短い間も、仁の道に背くことはありません。どんなにあわただしいときも、危険が身に迫っているときも、仁の道にしたがって行動するのです、と。

次は、今年のお話です。合宿の大広間でなくて残念ですが、お家で読んでください。

〈前略〉陳にありて、糧を絶つ。従者病みて、よく立つことなし。子路うらみ、まみえていわく、「君子もまた窮すること有るか」と。子曰く、「君子もとより窮す。小人窮すればすなわち濫す」と。

〈孔子の一行は、陳の国で軍隊に取り囲まれ、食料がなくなってしまった。お供の弟子たちは飢え疲れて、立ち上がることもできなくなった。率直な弟子の子路は、不平満々で師の孔子の前に出て言うには、「先生のような道をおこなう立派な君子でも、困窮することがあるのですか」と。孔子が答えて言うには、「君子だって、どうしようもなく困った目にあうことはあるよ。困窮は天命で、何ともできない。ただ、小人は、困窮すると取り乱して、やりたい放題になるものだよ。君子は、自分を見失わないものだ」と。〉

「小人」とは、「子ども」という意味ではありません。考えの浅い人をいいます。
 
私を含めて、コロナ騒ぎで、ともすれば、自分を見失いがちになります。
 剣道で大切なのは、「平常心」を保ち続けることです。それは、身体の訓練よりも、これからの人生に役立ちます。コロナウイルスは、剣道の良い稽古を私たちに教えてくれているともいえるいえるでしょう。皆さんは、この苦境をのりきったら、「平常心」を身に付けたら、剣道がとてつもなく強くなったことを実感するでしょう。
 
コロナウイルスに感染しないように、感染した人を責めないように願います。    


八月六日広島原爆の日 九日長崎原爆の日 八月十五日敗戦の日     宇佐美進一



先日杉七小の体育館を見る機会がありました。
大きな大きな空調設備が設置されていました。これからは夏は冷房、冬は暖房で快適な稽古が出来そうですよ。
早くコロナ騒ぎが終息すると良いですね。

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