2014/4/7

北の丸公園の桜  短歌

今年は例の甥が大学に入れたので、入学式は日本武道館と決まったものになった。どこの大学も何とかタワーと名のついた高い建物を持っているようになったのに、やはり全員が入りきらないので武道館を借りるのか、いや全国から東京の大学に送り出す親たちに一度は武道館の入学式を体験したい思いがあるからなのではないか。私だって、親代わりのようにしてきた甥の入学式に行きたい思いはあるが、いくら近くても母の事を置いては行かれないので弟が一人行った。大学からは保護者二人までという入場券が来ていた。大学の入学式に親が参列することを批判する向きもあるが、かなりの学費を支払うのは親なのだからスタートである入学式ぐらい招待されてしかるべきと私は思う。学業について父母会のようなものを開く必要はないと思うが。

さて桜の話だが、北の丸公園のまわりには何種類もの桜が植えられ、マラソンコースをぐるっと彩っているのだが、基本はソメイヨシノの花で、本数も一番多い。よく千鳥ヶ淵のさくらといわれるが、実は牛ヶ淵や旧江戸城の門に通る道から見える桜の総称である。お堀の石垣の上から覆いかぶさるように垂れる桜の枝が幾重にも重なって、殊に美しいのは田安門のところで桜祭りのポスターにもなる。しかし武道館への入り口であるため、ソメイヨシノの開花時期には毎日のようにどこかしらの大学の入学式があり黒山の人に塞がれて、ゆっくり桜をみるというわけにはいかない。清水門のほうはそんなに混まないのだが、近年古い大木がだいぶ痛んで減ってしまったようで、残念なことになっている。
そこで家では毎年のお花見は北の丸の外側、乾門とその反対側にある枝垂桜になってしまった。お花見と言っても、物を食べたりお酒を飲んだりしないので、車でくるっと回り、そばに止められれればちょっと降りて写真をとるぐらいのものだから、なんだと思われるかもしれない。五六本のしだれ桜は、二十年位前に植えた時はひょろひょろとした苗で花もぱっとしなかったが、今では立派に枝をひろげて素晴らしい景観になっている。しだれ桜も早咲きとか糸桜のように花の小さなものなどいろいろあるが、ここの早咲きはピンクが濃いので、またまた美しい。桜は散り際が何とも言えないのだが、しだれ桜は満開の時が一番いい。今年の大雪で折れた枝もあったが、この前の土曜に行ったら今年は早いのでソメイヨシノは半分散って、遅咲きのしだれ桜が満開だった。乾門の所がやはり一番きれいだったけれど、皇居内一般公開の出口だったため人の多さに辟易してしまった。

桜咲く春の坂道風にのり武道館へとつどう若武者  多香子
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