2015/2/14

家の猫E  家の猫

猫の歌をいっぱい詠もうと思いながら、「うたの日」などで題詠をしていると素材が猫とばかりは行かない事が多い。それでブログには猫の話を文章で書くことになってしまう。素材としての小太郎が傍にいるから、書くことに事欠かないかというとそうでもない。大体猫(寝こ)という位だから、大抵寝ているし、年寄り猫で(今年14歳)じゃれたりもしないから、遊ぶという事もあまり無いのだ。

ただ、よく喋るし声が悪いから人が喋るように啼く。置いて行かれると犬のように「わうわう」と啼くと息子が言う。前にいたウメちゃんはきれいな声であまり啼かず、私の事を愛するあまり(?)爪を立ててひっぱたいたり、後ろから飛び蹴りをしたりしていたが、小太郎はこの頃慣れてきても滅多な事では行動に出ない。
それが、ある時どこかのスイッチがはいって家の中を駆け回ったり、襲いかかったりするようになった。年寄りだから長くは続かないが、皆で「何なのだろう」といっている。あまり広くない家の中をすっ飛んで事務所までいき、そのうち「ポポポポ・・」とか発信音が鳴り響く。はじめは何が起こったかとびっくりしたがファックス電話の上を歩き回って、発信しそうになったり受話器をけとばしてお話し中になっていたりしたのだ。

私のパソコンは事務所の窓に向かう位置に置いてあって、夏など直射日光が射しこむから遮光カーテンがかけてある。涼しくなると小太郎はそのカーテンの裏側に入って、日差しを浴びて寝ていることがある。そして私がPCに向かって座ると何だと言う様子で、手でカーテンを引いて顔を出す。
家では子供が小さい時の芸として、カーテンやバスタオルなどで大人が「香炉峰の雪は?」というと子供がタオルを押し上げるというのがあるのだが、皆様は「香炉峰の雪」を知っているかしら。「枕草子」で清少納言が天皇様から「香炉峰の雪は」と謎をかけられて即座に御簾をかかげてみせたというもの。出典は白居易の漢詩から「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」という一文を形にしたので清少納言は漢文にも詳しいと名を上げたという話だ。

小太郎がカーテンを手で開けて持ったまま顔を出すのがその場面に似ていると可笑しくて、写真は取れないが(シャッター音でやめてしまうから)声をかけるようにしている。猫はこちらからの要求通りにはしてくれないので、カーテンを開けたら「香炉峰の雪は?」と。

ビジネスホン新しいものに変えたっていたずら猫が留守電を押す  多香子

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