2015/9/16

桔梗の危機  短歌

秋だなあと思う事の少ない九月を過ごしている。こうして文を書いていても、疲れた体を引きずったような文章ではないかといやになること多々。母を寝かしておいて、大急ぎで車でスーパーまで買い物に行くぐらいしか外出しないので、今年の萩はどうだろうと五條天神まで見に行くこともなくて過ぎている。せめてもとベランダ(四階なのでセットバック部分をぐるりとベランダにしてもらってある)に植物を置いてあるのだが、今年の夏の暑さで植生ががらりと変わってしまった。

去年の色々な種を雀が食べ尽くしていたのは知っていたが、そのせいで帚草は全滅、インパチェンスも三分の一しかない。それなのにミカンの木は背が伸びるし、露草が茂って雨の時など足がぬれて困った。そして80センチくらいも伸びて元気だった桔梗が、七月の暑い時突然花も付けずにバタバタと立ち枯れしてしまったのだ。
その桔梗はトロ箱に種から育てて「三色混合」という物なのに紫と白しか咲かなかったが、去年までは箱いっぱいに背も伸びて、七月から盛んに花を咲かせていたのだ。夏のあの猛暑の間は、手入れに外にも出ず主人が水撒きだけでやり過ごしてきたので、原因はつかめなかった。
八月の終わりに主人は「全部枯れてしまうよ」とあきらめ顔だったが、しぶとい私は枯れた部分を取り除きながらまだ緑の残る茎の上の方を少し切り詰めて、様子を見ることにした。そして突然の涼しさと雨で、二三日たったら、五本ほどの桔梗が生き残ったと分かった。切り詰めた葉の間から新芽が伸びて、そこにぷっくりと蕾の付いたものもある。万歳。

そしてあの大雨の三日も降り続いたあと、やっと出てきた太陽のもとベランダに出てみたら、桔梗は青々とした茎で立っており、切り口のそばから新芽が立っていた。きっとまたかわいい蕾が(折り紙の風船のようだといつも思う)ふくらんで、花が咲くに違いないと思っている。

生き残る五株の桔梗愛しみて青紫の花をほめたり  多香子
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