2015/11/20

家の猫H  家の猫

小太郎は奇跡の猫か、パソコンが打てた。なんて書いたら大抵の人は「あ、あれね」と鼻で笑うだろう。昔ムササビか何かが同じキーを押し続けててててててててててててててててなんてなってしまうコマーシャルがあったから。
勿論それもやれる。でももっとすごいことが起こったのだ。

私がちょっと用事にパソコンの席を立った時、ノートパソコンのふたを開けたままにして置いたのはいつものことで、すぐ戻るつもりだし時間がかかればスリープするからだ。少し手間取って席に帰って来ると、小太郎がそそくさと逃げて行く。あれ、と画面を見たらデスクトップに小さくウインドウがでて、「このショートカットをゴミ箱にいれますか」となっているではないか。えっ私は何にもしてないはずだし、必要なアイコンだし、何だろうと狐につままれたようだったが、もしや猫がキーを押したのではと気が付いた。
しかし「ゴミ箱に捨てる」ためには、アイコンを右クリックしてそれから「これをゴミ箱に入れる」か「削除」をおさなくてはならない。そんな複雑な事が、猫がキーボードを歩いただけで出来るのだろうかと言う疑問が出た。主人も息子も「そんなこと」と言って取り合わない。

あんまり考えてもなーと思っていた時、突然わかったのは「ノートパソコン」だからということだった。ノートパソコンには「パッド」がついていて、(私はあまり使わないけれど生かしてある)その部分で指を横に引っ張るとカーソルが動くし、叩くとエンターになる。そのためにはクリックボタンを押さなければならないが、右も左も幅があって猫の足でも十分押せる。猫は意図しないでデスクトップに貼ってあったアイコンを選択して、右クリックで「このショートカットをゴミ箱に入れますか」を開いたのだろう。何と言う天才猫(いや、偶然、偶然)あと一歩パッドをたたいたら、そのアイコンはごみ箱行だった。別にショートカットだし、ごみ箱に行くだけだし大丈夫だけど。

その後も私の書きかけの文に妙な言葉を書き加えて、ててててててててててててのようなことで気が付いたから、席を立つときは作業をとりあえず終わらせて、ふたを閉めてからにするように心がけている。

恋文を書かなくてよし、小太郎は玉を無くしてもう13年 (手術済み) 多香子
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