2018/7/20

裁縫上手と浴衣  短歌

歌集を謹呈した中学時代の友人からお手紙を頂いた。前の「猫と暮らせば」もとても気に入ってくれたのだけど、今度の『古今さらさら』から次の歌を引いて、女学校時代のエピソードを思い出したと書いていた。それは「小田原」の中の

単衣なら一晩で縫う上手とか同じ血を引く裁縫自慢 『古今さらさら』

の歌なのだけど、この歌は祖母が和裁が上手で手が早かった事をいつも聞いていたので、私の場合は洋裁好きと言う事を詠んだものなのだ。母はミシンでカーテンや布団を縫って、夏蒲団など一人で綿を入れて作っていたが、私は実用的な普段着や、小物を作るのが好きで和裁なんてとんでもないと思っている。

中学時代に家庭科の裁目で「浴衣」を縫ったことは覚えているが、私の記憶ではさんざんな出来だったような気がしていた。それなのにその友達はクラスで彼女と私の二人が10点満点の9,5点を取ったと書いてきたのだ。早速電話して真偽を確かめたが、彼女の記憶ではそう言う事らしい。二人で学級委員をやっていたから、どちらかというと勉強主体で他に裁縫や手芸の得意な人がいたのに、私達が最高点だったので、記憶に残っていたらしい。(と聞いても私は思い出さないのだけど)

あのころの女学校は、中学では原型製図から始めて、半袖ブラウス、スカート、袖なしワンピース、浴衣を縫ったような気がする。そして、高校の一年でウールのオーバーブラウスと襞スカートの補正をやった。二年からは受験準備にはいったから調理実習だったかもしれないが、昔の(戦後です!)女学校はけっこう実戦に役立つものを教えてくれたのだなあと改めて思い出すこととなった。

カラカラと下駄を鳴らしてお祭りへ 浴衣の娘等はじけて通る   多香子
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