2018/11/23

「読売歌壇」掲載  毎日歌壇他

遊びと言うより葬儀だとか墓参とかで電車に乗ることも増えて来たけれど、都心は地下鉄移動が多く、大船、鎌倉と行っても慌ただしくて、ホームからの景色も心に沁みないのです。でもタクシーに乗ってもそこから見える景色はマンション、住宅の姿ばかりでゆとりが無くなっているなあと思います。

私の歌は思い出を追う事が多くなり、昔の駅、昔のホームを思い描いているけれど、読み手は年代によって自分の知っている場所を思い浮かべるのかなあと、このごろ不思議に思うことがあります。(お教室などでも、これは何時の場面ですかと聞かれたり、分らないかも知れないと話す方がいたりします)

11月19日付「読売歌壇」俵万智選で一首とって頂きました。

初恋は赤く小さな柿の色代々木の駅のホームに残る    河野多香子

読売は四か月ぶりで、とても嬉しいです。この代々木駅のホームといえば、私にとっては高校時代「代々木ゼミ」の夏期講習などで乗り降りした思い出のホームです。そのころ初恋はもう済んでいて、国語の先生に恋をしていた時代なのですが、代ゼミには特別講座で小田実(私は取らなかったけど)をはじめ面白い大学の先生が教えていて、受験だけでなく文学の勉強のためになり、私の財産のひとつになっています。

俵万智さんは高校は北陸だが推薦で早稲田に入って佐々木幸綱さんに師事「心の花」の歌人です。代々木の雰囲気も知っているかなと思って出しましたが、まだ50代の彼女にはこのホームはどのように映ったのだろうと取って頂いてから考えたりしました。
俵さまありがとうございます。
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