2020/1/17

「四季」秋号の歌  短歌

年が変わったら寒くなって、この前の冷たい雨いらい腰痛が再発しています。年末に少し遅れて「四季」の秋号が送られてきました。十首を組むという楽しさも読んでくださった方の批評が欲しい気持ちに傾いてきますが、このご本にはあまり感想は寄ってこないみたいです。
七首、十首と連作に「この歌が好き」という話はあっても、このテーマにこの組み方はいい(あるいは悪い)というような話がないのは、結社誌などの月詠も選者が採歌して全部は載せないのが通例だからでしょうか。連作というのはこういうものという決まりもなく、方法論もないのでどなたかの意見もきいてみたいものです。

「芦雪の虎」

初冬の陽あたたかきまま憧れを抱きて上野も都美術へ行く

若冲より好きな芦雪の虎の図に上野で会いぬ かわゆし嬉し

そのかみはギリシャ神殿おもわせる大き丸柱並びし都美術

幼き日遊びたる庭整備され大黒天は区の文化財

アメリカに運ばれゆきて歳月を過ごせる虎はやわらかき虎

踏まれずに小さな犬は起き上がる芦雪の描く水牛の傍

ただ見たく想い焦がれし芦雪の絵奇想の構図は若冲を越ゆ

お隣の盆栽展を見る人も若冲ひいきもみな満足気

虎の図のなければ白き大山に猿の群れいる絵葉書買いぬ

根津駅へ勝手知りたる裏道をくねくね下れば痛くなる足

(長沢芦雪は、江戸時代の画家で丸山応挙の弟子。)
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