2020/8/14

童謡「雨ふり」  

「雨降り」は1925(大14年)に作られた子供向けの歌で長く人々に愛され歌われてきた。と私は思うけれど気が付いたらこの頃は本当に聞かないのだった。確かに歌の中にランドセルは出て来るが、蛇の目でお迎えの「蛇の目傘」を普通にさしている人もいなくなり、雨だからお迎えに学校に行くお母さんもいないのだろう。
私の思い出はお迎えの経験ではなく、幼稚園から小学校低学年で叔母のところで習っていた「幼児舞踊」(モダンバレーの子供用)の発表会でこの曲を踊った写真があるからなのだ。まず、歌を抜粋で(簡単な曲と思っていたが、白秋と中山晋平の組んだものだった)

「雨ふり」北原白秋作詞、中山晋平作曲

あめあめ ふれふれ かあさんが 蛇の目で おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

あらあら あのこは ずぶぬれだ 柳の 根方で ないている
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの おおきな 蛇の目に はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

蛇の目は和傘で戦前は仕方ないとして、柳の根方とかここに引かなかったところに「きみきみ、この傘さしたまえ」など子供のセリフとは思えない言葉が入っていたりする。当時親のいない子だけでなく、忙しい家、お手伝いさんがお迎えする家など、いろいろあったのだろうけど、わたしのこどもの頃(戦後です)は祖父や父親が自転車で、こうもり傘を持ってきてくれた気がする。

この曲を三人の女の子で、叔母が振り付けをして踊ったのだが、写真に依ると私が「ぼく」でもう一人のターちゃんが「あの子」せっちゃんが「おかあさん」だった。写真を見るとわかるのだが、どうもこの時の記憶は凄く薄い。「ぼく」は半ズボンに蝶タイ、お母さんはスカートに前掛けというどことなくアンバランスな衣装が嫌だったのかもしれない。場所は上野の松坂屋ホールで、デパートの中にホールがあった。でも記憶はどこまでも薄いままだ。

ふり返り「どうかしたか」とかたつむり傘をもたない濡れ猫私に   多香子
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