2021/10/22

「四季」夏号の歌  折本

さすがにこのところ忙しくて、「四季」に投稿はしておいたけれど、ほぼ忘れていたら編集の青柳さんの奥さんからメールで主宰の青柳節子さんが六月にお亡くなりになって、そのため夏号が遅れてしまったとご挨拶がありました。この夏は私は常軌を逸した忙しさで、コロナ下でもあってきちんとしたご挨拶も出来なかった時期でした。相変わらず忙しくしていますが、夏号の私の十首だけをあげておきます。

「緑の河童」

梅雨入りも今年は早くコロナとかオリンピックと不安な内に

疲れると夢に出て来る小さなる緑の河童今はでてこぬ

恋猫を争そうオスの喧嘩さえ見られなくなり都会の憂鬱

朝顔の伸び行く先を確かめるステイホームと言われる窓辺

芋の葉に雫あつめて河童たち今年の甘露を作っているか

山桜桃梅(ゆすらうめ)赤い実のつく思い出はおさななじみの古家の窓辺

真剣に生きたら負けよこんな時私も緑の帽子をかぶる

静かなる水面を覗く昼さがりきみもわたしも怪の顔して

カーテンがすこうし風に揺れている 河童は山に帰ったかしら

夏が来て山のさみしい沼の中緑の宮殿ひそかに眠る


このブログを始めたころから、宮柊二の緑の河童に影響を受けて、私なりのかわいい河童を詠んできたものです。
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