2022/5/6
五月の歌「うたそら8」より 折本
こはぎさんが編集鳥の「うたそら・8」がでました。今号は78名だそうですが、いつもと変わらぬ内容でスマホのグーグルドライブに入れておいても中々読み切れないほどです。企画ものに佐藤ひさんと西村曜さんご夫妻が二人歌会をしているのが面白いです。いつもの通りダウンロードはこちら☆http://kohagiuta.com/utasora/08/
五月の歌として私の連作八首を載せます
「初夏の花物語」
くちなしの白き香りに追憶の扉の向こうに立つ人のあり
海辺行く、菜の花畑に照らされて私のカバンが黄色にそまる
気丈夫な友のさいごの「さよなら」をまだ覚えてる 卯の花が咲く
あなたとのすれ違いさえできなくて夕焼けの橋は燃えているよう
灼熱のあなたの胸に飛び込むはポーチドエッグのような危うさ
牛ならば二つの胃の中スイーツをつめこみ反芻する花月夜
初夏の朝きみに渡そう誓わずにミント色した忘れな草を
両の手を合わせて祈るマグノリア静かに開きはじめるこの朝










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五月の歌として私の連作八首を載せます
「初夏の花物語」
くちなしの白き香りに追憶の扉の向こうに立つ人のあり
海辺行く、菜の花畑に照らされて私のカバンが黄色にそまる
気丈夫な友のさいごの「さよなら」をまだ覚えてる 卯の花が咲く
あなたとのすれ違いさえできなくて夕焼けの橋は燃えているよう
灼熱のあなたの胸に飛び込むはポーチドエッグのような危うさ
牛ならば二つの胃の中スイーツをつめこみ反芻する花月夜
初夏の朝きみに渡そう誓わずにミント色した忘れな草を
両の手を合わせて祈るマグノリア静かに開きはじめるこの朝











