2013/5/20

妖怪はもっと個性派ぞろい!  博物館

 さてさて、やっと第2章の妖怪の番がやってきました! 妖怪画といえば、なんといっても百鬼夜行が面白い。でも残念ながら、絵巻をすべて広げることは難しいので一部のみ。どの場面を選択するかで、学芸員さんは悩みまくったのではないだろうか。

 そんな百鬼夜行で私とれんくみさんの双方が、諸手を上げてウケまくった輩をご紹介したい。コイツです↓

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 名は「髪切り」。もう全身から「いたづら大好き!」感があふれ出ている。私が勝手に名付けたあだ名は「ちょっきんな」。シザーハンズではなくシザーマウス。昔の日本人の想像力って、サイコーだ。コイツに出会えるなら、いくらでも髪くらいくれてやろうという気になってしまう(私だけか?)

 それから、もうおひとり、とんでもない輩を見つけてしまった。
コイツです↓

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 この右のヒト、ではなくモノノケ。目玉をぶら下げてパレードしているコヤツのビジュアルは、どう見ても「ホトケさま」だろう。名前だって「塗仏(ぬりぼとけ)」だし。ホトケさまで妖怪やってるなんて、反則だ。いや、バチアタリだ。

ウィキペディアで、正体を調べてみることにした↓

佐脇嵩之の『百怪図巻』、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、などの江戸時代の日本の妖怪絵巻にある妖怪の一種。体の黒い仏の姿で、両目玉が飛び出している姿で描かれているが、どの画図にも一切の解説文がないため、どのような妖怪を意図して描かれたものかは想像の域を出ない。
 その容姿から、「仏壇から突然現れ、目を飛び出させて人を脅かす」「仏壇から飛び出して、なまけ者の僧に襲いかかる」などの説がある。

 やっぱり、よくわからないのだ。会場のキャプションでは「仏壇から飛び出して、なまけ者の僧に襲いかかる」という説が、取り上げられていた。

 あ、こんな説明もウィキにはあった。

 名称の「仏」は仏像や菩薩ではなく死体を意味するらしく、ゾンビの一種だ、とする説もある。

 いわゆるテレビのミステリーで「ガイシャのホトケさんは」という、あれですね。ゾンビなら、目玉が溶け落ちるビジュアルはわかりいいかもしれない。死後の時間経過もよくわかる(と素人ながら想像する)。でも「塗り」って? 何を塗るのか? 気になるところである。

 では日常的?な塗り仏の活躍ショットをゲットしたので、ご紹介します。要するに僧侶の「びっくりしたなあ!もう〜!」(慌・逃)を生き甲斐としているとしか思えない愉快犯なんだな、きっと↓

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(鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「塗仏」)

 で、塗仏氏の左にいるお方は「青坊主」。ロックバンドではない。それにソロだし。「あおぼうず」で検索したら、日本のロックバンド「藍坊主」がずらりと出てくるので、彼は内心ムッとしているかもしれない。

 でも彼は日本各地、各時代に、違う性格付けをされ、学校の怪談にも登場する隠れたヒーローだ。しかし、どんなヤツなのかは、各地、時代のウワサごとに異なるので、よくわからない。

 今回、白日のもと(博物館のあかりだが)、晴れがましく陽の目を見た彼は、「いいんですかい、ワシが百鬼夜行の代表でぇ・・・?」と照れ気味に頭を掻いている。
 が、きっと「いいひと(妖怪)」ぶってるだけで、「当たり前じゃあ!」という彼の内心を、ひとつ目が雄弁に物語っている。
 
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(画像は『妖怪萬画』1・2より引用しました)
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