2013/9/15

五木先生、誤解していました(謝)  新聞/雑誌

さて、ローカルで展開されている新聞小説、五木寛之先生の『親鸞』である。

 晩年の親鸞の、信仰上の苦悩に満ちた日々が描かれるのかと思いきや、つい最近までは、それぞれに人間離れした頭目を掲げた戦い、それも終盤は化け物馬×巨大牛の争いとなり、あっさりと牛チームが逆転勝利を収めた。

 その後は、豪商で働く老人のひたむきな恋心が描かれ、挿絵に爆笑した。だって、挿絵の上方に「UKI UKI」と白ヌキで入り、鏡台で身だしなみをチェックしている老人がファンシーイラスト風に描かれ、こっそり鏡台にプリクラ(もちろん憧れの竜夫人)のようなものが貼られ、天眼鏡で見ると「竜・命」と書かれていたんだもん。

 そんな挿絵のあとで、こんどは腐女子にとって聞き捨てならない昔話が続く。

 親鸞を陥れようとする覚連坊という才色兼備な老僧(♂)がいるのだが、実は彼は比叡山での若き学僧だった頃、少し年上の親鸞に憧れ告白したらしい。が、あっけなく拒否られた、という過去があるというのだ。可愛さ余って憎さ百倍となり、親鸞を陥れる策を繰り出しているが、実は未だに彼を愛しているからこその所業だと。50年も続く愛憎てんこもりのボーイズラブ(いまやもうふたりとも高齢者だけど)、というのが本日の話だった。

 ええと。五木先生ー! と担当さんは思わないのだろうか。いやいやこれはもう、最初からこんな感じだったので、いまさら驚きもしないのだろうか。ノリノリの先生の機嫌をそこねて原稿がもらえないと一大事なので、とにかく原稿さえあがれば御の字なのだろうか。

 でも私は見直した! 五木先生、すごいわ! 山口晃さんの作画起用も、もとより確信犯だったのね。『親鸞』というタイトルなのに、完結編が始まってから、まだちょびっとしか本人出て来てないけど、五木先生の筆の走り具合がすばらしい。山口晃さんとのコンビは絶妙なのだった。

 で、今日の挿絵は、あごから下しか見えないけれど、詰め襟の(!!)紅顔の美少年が、悩ましくため息をついている少女マンガタッチの挿絵なのでした。絵だけみたら、絶対『親鸞』の挿絵とは思わないっ!

 五木×山口の『親鸞』対談の掲載、連載が終わったら、ぜひお願いします!
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