2010/2/23

仮想ゲームとリアルの融合  テレビ/ラジオ

 NHKの朝のニュースはあなどりがたい。全国区の大きいニュースではなく、どちらかといえばローカルな、ほのぼのニュースの方なのだが。今日のお題は「旅に出たくなるゲーム」。

 いきなり地域の盆栽屋さんが登場する。ずらりと盆栽が並ぶお店には、いままでは年配の盆栽好きの客がそれなりに見えるくらいだったが、最近異変が起こっているという。携帯片手に若い、しかも盆栽に興味があるとは思えないようなお客が、遠くからもやってくるというのだ。ときには幼児連れのお母さんなども来店し、親子で小さい盆栽を買ったりする。何が起こっているのか?

 携帯位置情報ゲーム「コロニーな生活☆PLUS」、略して「コロプラ」と呼ばれるゲームのゲーマーが新たな客としてやってくるのである。このゲームでは、移動距離の長さに応じてポイントを稼げ、架空通貨がもらえ、その通貨で施設や設備を購入し、自分の架空の町をゲーム内に作って行くことができるのだ。

 また、コロプラ内で指定されたお店に行き、実際に買い物することで手に入れられるリアルカード、「コロカ」というものがある。このカードには1枚1枚異なるパスワードが記されており、コロプラ内で登録することで特別なアイテムが手に入ると共に、サイト上でも手に入れたコロカが表示されるようになっている。このコロカを貰えるお店(むろん一定の金額以上の買い物をしなければならない)のひとつが、先の盆栽屋さんだったのだ。

 新たな顧客はもちろん最初はカード目当てで来店するのだが、そこで買ったものが気に入り、リピーターになる人もいるとか。日本に拘った厳選された商品のあるお店が登録されているので、個人的な「いいもの発見」の楽しさも加わる。

 コロプラの広報担当の方の記事があったので、そのミッションがどのようなものかを下に引用する。

 コロプラのミッションは、ユーザーに「お出かけのきっかけ」を提供するサイトと定義しています。
 ゲーム画面の中の世界で完結するのではなく、リアルなお出かけのきっかけを提供することで、色々な地域に人が動き、その結果お買い物をしたり移動に伴う費用が落ちることで地域が元気になり、その積み重ねで日本が元気になればという想いがあり、リアルな世界とどれだけ接点が持てるか、という部分を真剣に考えています。


 とても野心的な戦略であると同時に、どの方向を向いてもいい話ばかりという夢と希望に溢れたゲームだ。しかもコロカを貰えるお店を選抜する視点が、まさにゲーマー(消費者)重視で、売り上げ至上主義ではないのが、好感を持てる。再度、担当者の方の記事より引用↓

 パートナーになっていただく企業はコロカの売り上げよりも、ユーザーが実際に足を運んだ時の満足度を重視させていただいてます。
 それは日本ならではの産業であり、わざわざそこに行く価値のある店であり、日本ならではの旅の素晴らしさを演出する企業であることが大切
なのだという。

 楽しみながら地域振興がはかれ、地方の特産物、名品の購買者が広まり、家族でおでかけする頻度も多くなることから、家族の絆も深まったり。日本の良さの再発見も見込める。

 すでに旅行会社との提携で、コロプラゲーマー対象のツアーも実現し成功を収めて、次々に新たなツアーの企画が登場しているようだ。ディスカバー・ジャパンの再来ともいえよう。
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