2015/2/16
採燈大護摩供 神社仏閣/教会
ご住職や山伏の方々のご祈祷のあと、開運厄除の「星供採灯大護摩供」が始まる。

山伏さんたちの読経の合唱の中、点火!
ここで一瞬のうちに、結界に渡された綱に掛かる色紙が、見物人たちにキレイに引きちぎられた。
ええっ!? 結界のマジナイなのに? それとも暗黙のしきたりがあるとか?
うしろから私の目の前の、唯一残った飾りをみて「のこってる・・・」という人がいたので、これは取らないとあかんもんなの?と、珍しく空気を読んで急いで取ってみた。
そしたら、山伏さんが「取らないでください。これは私たちを守るものですから」と、会場中にマイクで注意をうながされた。うう、珍しく空気を読んだらこうなるのか・・・(汗)
これは、儀式がすべて終了したらお守りとしていただけるものらしいが、護摩焚きという重要行事が残っているのに、フライングした人がいたらしく、どうやらそれにつられてしまった人が続出したらしい。

煙がもくもくと出て来る。うしろから「消防車がくるよ・・・」というささやきが。

錫杖が振られるじゃらじゃらという音、印を結び護摩木を投げ入れる山伏さんも煙に包まれる。宗教的酩酊。

濃密な煙がねじり上げられて、空へ向かう。まるで昇り龍。

打ち鳴らされる錫杖、投げ入れられる護摩木。読経のリズム。

これはなんという法力!

煙が、今年の干支、羊の横顔に! 一瞬の奇跡。

煙は渦を巻いて空へ、空へ。

見上げれば、大迫力!

沢山の護摩木に火が移ったようで、やっと炎が立ち始める。

それにしても、この老山伏さんの所作には、見とれてしまう。

秘蔵の剣を抜き身にして、まじないをおこなう。

柄杓で水をかけて、熟練のワザで煙の向きを調整する山伏さん。お見事。

護摩木を投げ入れる、決定的瞬間!

全身これ祈り。

煙も落ち着いて、大護摩供もフィナーレ。

これで式次第はすべて終了した。
場を仕切られていた山伏さんが、マイクで告げる「これにて、解散!」。「以上をもちまして、本日のスケジュールはすべて終了いたしました」みたいなのを聞き慣れているので、簡潔な「解散!」宣言は、非常に新鮮だった。

境内の隅では「天狗加持」が行われ、希望者には「長寿笹酒」が振る舞われていた。「笹酒、いりませんか〜?」と呼び込みされるなど、サービス満点。残念ながら、帰途の一部は車を運転するので遠慮したのだが、最後の最後まで楽しませていただいた。
法住寺の手づくり感とアットホームな身の丈、これでもかというてんこ盛りのホスピタリティを満喫して、時間的にも余裕で帰途につくことが出来た。すごいぞ、法住寺。ありがとう、法住寺。
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山伏さんたちの読経の合唱の中、点火!
ここで一瞬のうちに、結界に渡された綱に掛かる色紙が、見物人たちにキレイに引きちぎられた。
ええっ!? 結界のマジナイなのに? それとも暗黙のしきたりがあるとか?
うしろから私の目の前の、唯一残った飾りをみて「のこってる・・・」という人がいたので、これは取らないとあかんもんなの?と、珍しく空気を読んで急いで取ってみた。
そしたら、山伏さんが「取らないでください。これは私たちを守るものですから」と、会場中にマイクで注意をうながされた。うう、珍しく空気を読んだらこうなるのか・・・(汗)
これは、儀式がすべて終了したらお守りとしていただけるものらしいが、護摩焚きという重要行事が残っているのに、フライングした人がいたらしく、どうやらそれにつられてしまった人が続出したらしい。

煙がもくもくと出て来る。うしろから「消防車がくるよ・・・」というささやきが。

錫杖が振られるじゃらじゃらという音、印を結び護摩木を投げ入れる山伏さんも煙に包まれる。宗教的酩酊。

濃密な煙がねじり上げられて、空へ向かう。まるで昇り龍。

打ち鳴らされる錫杖、投げ入れられる護摩木。読経のリズム。

これはなんという法力!

煙が、今年の干支、羊の横顔に! 一瞬の奇跡。

煙は渦を巻いて空へ、空へ。

見上げれば、大迫力!

沢山の護摩木に火が移ったようで、やっと炎が立ち始める。

それにしても、この老山伏さんの所作には、見とれてしまう。

秘蔵の剣を抜き身にして、まじないをおこなう。

柄杓で水をかけて、熟練のワザで煙の向きを調整する山伏さん。お見事。

護摩木を投げ入れる、決定的瞬間!

全身これ祈り。

煙も落ち着いて、大護摩供もフィナーレ。

これで式次第はすべて終了した。
場を仕切られていた山伏さんが、マイクで告げる「これにて、解散!」。「以上をもちまして、本日のスケジュールはすべて終了いたしました」みたいなのを聞き慣れているので、簡潔な「解散!」宣言は、非常に新鮮だった。

境内の隅では「天狗加持」が行われ、希望者には「長寿笹酒」が振る舞われていた。「笹酒、いりませんか〜?」と呼び込みされるなど、サービス満点。残念ながら、帰途の一部は車を運転するので遠慮したのだが、最後の最後まで楽しませていただいた。
法住寺の手づくり感とアットホームな身の丈、これでもかというてんこ盛りのホスピタリティを満喫して、時間的にも余裕で帰途につくことが出来た。すごいぞ、法住寺。ありがとう、法住寺。
