2016/2/9

ギャラリー・ビブリオ後半  展覧会

 そしてどえらい企画はそれだけではなく、なんとつげ忠男さんが「今後描いてみたい幕末もの」のキャラクターを色紙に描かれていたのだ。未来のマンガの設定キャラを前倒しで見られるなんて、編集者でない限り、まずない。そして描きおろしイラストの展示販売まで!

 おまけに北冬書房、青林工藝舎、ワイズ出版、喇嘛舎による「品切絶版本蔵出し書店」も同時開催なのである! 4社の倉庫より発掘された、古本市場では高騰している希少本など約300冊が、なんとなんと当時の表示価格で販売されているのだ! この世知辛い世の中で、なんて太っ腹な!

 とはいえ素人の悲しさ、私にはそんなお宝の価値はわからないし、そもそもそこに私のフックはない。もしかしたら貴重なのかもしれない本の前を素通りし、好きな作家さんの本を買うのみだ。

 ということで、近藤ようこさんの本を発見。「教説 小栗判官」。恐縮ながらシンパシーを感じる作家さん。しかも近年私がほのかに興味を持っている「説教節」がベースになっているなら、買うしかないだろう。

 蕃茄さんは「旅先で荷物になるのに買っていただいて・・・」と恐縮されていたが、いやいや実はその後、別の場所で1冊どころか5、6冊買うハメになってしまったのだ。そもそも本のあるところが目的地なら、買わない方がどうかしている(極私的意見)。もちろん重過ぎる荷物を持って最終日にウロウロできないので、どうせ荷物(衣類や購入したもの)は最終日の朝、自宅に送ることにしている。

 その他、予定通り絵葉書を数点買ったが、実は全種類買いたかったのを自制。銭湯絵の富士山絵葉書は、ビニールコーティングしてお風呂に貼ってやろうかしら、なんて内心目論んだりして楽しい。オマケの絵葉書をいただいたのもウレシイ。

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 特別に2階のお部屋にかかった、富士山の銭湯絵の本物も☆紗さんとともに見せていただけた。さらにウレシイ。

 で、ふっと思いついて「もしかして、マンガ描かれたこと、あります?」と☆紗さんに聞いてみた。するとなんと「高校時代、1年間だけ漫画の同好会にいました、友達につきあって」という答えが返って来た! 当てずっぽだったのにビンゴだったのか。でもその前に、1969年に果たしてスクリーントーンがあったかどうか、という話をしていたから、無意識的には「もしかして」という確信があったのかも。

 かくいう私も高校時代は、漫研の友達がいっぱいいたので、文化祭のとき片足突っ込むくらいの活動はしてたっけ(しかも高3なのに・汗) でも初めて漫画をGペンで描いたのは大学生になってから、それも4pだけ。筒井康隆の「わが良き狼(ウルフ)」を絵にしたいという野心を持ったものの、わずか4pで屯座でしたのだ。4pじゃあ肝心の狼(ウルフ)は、全く出番ないやんか!あの原稿、もうどっかにいったんだろうなあ。今も目に浮かぶくらいお気に入りだったけど。しかも4pだけど(いや4pだから、かも)

 なんてことまで思い出しながら、蕃茄さんにご挨拶して「ギャラリー・ビブリオ」を退出。「ガロ愛」もしくは「つげ忠男愛」にあふれたお客さんたちと対等に、いやたぶんそれ以上の愛と知識をもって、画廊主はお話のお相手をされていた。客が途切れなく、でも忙しすぎず、いい感じに賑わっていて、よかったよかった。

 そして、できればまた来たいぞ、ギャラリー・ビブリオ。もしかしたら、See you again!


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