2016/3/5

甘味とおひなさま  季節

 食後のスイーツは真剣にメニュー表を検討した結果、「焼きよもぎ」に決定。

 京都のお菓子にまつわる伝統や行事をおもしろくご紹介している「まさこはん」の「京のお菓子歳時記」には、こう書いてあった。

よもぎは魔除草といわれて、けがれを祓い厄をのぞけることから雛祭りにはよもぎだんごをお供えして、皆でいただくことが今も受け継がれています。
草木が芽ばえると同時に病原菌も元気をつけてくるので、ビタミンいっぱいのよもぎとあずきを食べて抵抗力を付けるという昔の人の智恵やったんにちがいありまへん。


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 焼きたての熱々のよもぎ餅は、中の餡も必要以上に熱々なので、やけどをしないように注意深く。・・・ああ、おいしい〜♪

 ドラマや役者さんについてのおしゃべりもはずんだし、「焼きよもぎ」が、あまりにも美味しかったので追加注文。ここはやはり、中村軒の代表選手、「麦手餅」で。

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 このとき私、「麦代餅(むぎてもち)」の名前の由来を、うろおぼえの知識で披露したんだけど、ほとんど間違ってたので、「中村軒」のHPより引用しますね↓

 麦代餅(むぎてもち)は昔から、田植えどきの間食として供せられ、また、多忙な農家などでは日頃もこれが重宝がられました。
かつては、この一回分の間食が麦代餅二個でしたが、これを農作業の各田畑まで直接お届けし、農繁期も終わった半夏生の頃、その代金としてあらためて麦を頂戴しにあがったのです。麦代餅二個につき約五合の割、いわゆる物々交換の名残でございます。このように、麦と交換いたしましたので、「麦代餅」の名が生まれました。


 ということでした。ごめん、Sさん。

 話は前後するけれど、お食事が運ばれるまでの間、隣室のお座敷にもお雛様が飾られていて、無人をいいことに、そちらで鑑賞と撮影大会。

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 それにしても中村軒のお部屋は、どこもここも居心地がいい。子どもに戻ったようなゆったりした気持ちになれる。

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 ちょっとレトロな雰囲気の、上品なおひなさま。

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 おだいりさま。

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 三人官女のひとり。「三人官女」は身分も高く、安時代の総合職キャリアウーマン。↑この方のもっているのは長柄銚子(ながえのちょうし)という白酒を注ぐ道具。

 ところで気になるのが、この方たち。我家は壇飾りでないため、おひなさまファミリーにこのような方々がいらっしゃることを初めて知った。なんだろう、この剽軽な方々は? ということで、調べてみました。

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 五番目の壇にいらっしゃるこの三名は、内裏様のお供をしたり、庭掃除など御所の雑用をする従者である「仕丁(じちょう)」といわれるものらしい。仕事は雑役夫、身分は庶民。なるほど、シンパシーを感じたのはそういうことね。

 それぞれ、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸で知られる表情豊かな三人上戸。表情豊かな子に育つようにという願いが込められているのだとか。

 へえええ〜! たしかに私が気になっていたのも、彼等の表情の豊かさだったっけ。

 立派な壇飾り以外にも、こんな素朴な紙ひなも飾られていた↓

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 床の間にも↓

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 全体ではこんな風↓

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 では、おなかもいっぱいになったことだし、先程の豪華なお雛様を再度拝見しに行ってみよう。
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