2016/9/8

山門をめざす。  神社仏閣/教会

 では、いざ、ロープウェイへ。

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 ロープウェイ、かなり久しぶり。コンスタントに利用者がいるらしく、15分間隔で便がある。そんなに待たなくても大丈夫。

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 案内図をみても、円教寺の境内は広い。山中のあちこちに伽藍があるところなんて、たしかに比叡山みたいだわ。
 
 ところで「TV見仏記」で、みうらじゅんさんが驚いていらしたが、テープで説明や案内が主流のロープーウェイに、なんと女性のガイドさんが乗り込んで案内してくださるのだ!「テープじゃないんですね!」というみうらさんに、控えめに、でも「もちろんですとも!」と目で語り、自信にあふれた微笑みを返していた制服姿のガイドさんが印象深かった。

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 もちろん、本日もバスガイドさんのような流暢にあたたかい肉声の案内で、4分間の空中散歩は充実したのだった。

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 ロープウェイは、「軍師官兵衛」のキャラクターらしい。

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 さて、この先、山を徒歩で登るか、車道を通ってマイクロバスで行くかという運命の分かれ道がある。さっきまでは軟弱にマイクロバスで行こうかと考えていたのだが、「歩けば20分かかります」という係員さんの説明に、20分くらいなら、道の両側に点在される「写し」の観音様を見つつ歩くのもアリだろう、と結論する。

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 石碑の「一隅を照らす」は、
「一隅(いちぐう)を照らす、これ則(すなわ)ち国宝なり」
という言葉からの一節だ。
 天台宗の開祖である最澄の『山家学生式』(さんげがくしょうしき)冒頭部分に記載されている。「それぞれの立場で、精一杯努力する人はみんな、何者にも代えがたい大事な国の宝だ」という意味で、仏教ミッションスクールに行った事のある人なら、たぶん耳にしたことがあるはず、というくらい有名な言葉だ。

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 書写山と和泉式部についての物語が、連続看板となって続いていた。

 和泉式部は平安時代中期の歌人。越前守 三十六歌仙のひとり。恋多き女性としても有名。
 和泉式部は 最初の夫、和泉守橘道貞 (みちさだ)と離婚し、その後 愛人の皇子二人が 次いで最初の夫の娘、小式部内侍(こしきぶ の ないし)が 亡くなり、仏に救いを求めた。名僧として名高い播磨の国の書写山円教寺の性空( しょうくう )上人に、仏の教えを乞おうと京の都を立ち、書写山に来たらしい。しかし寺の門は閉ざされ、上人に会うことが出来ない。

 和泉式部は「暗きより 暗き道に 入りぬべき、遙かに照らせ 山の端の月」という歌をしたため、下山しようとする。上人は この歌に感心し、「日は入りて 月まだ出ぬたそがれに 掲げて照らす法( のり )の灯(とぼしび )」
と返歌して 門を開け、和泉式部に面会したという伝説がある。境内には「和泉式部の歌塚」もあるらしい。

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 参道途中には西国三十三ヶ所各寺院の本尊のレプリカが出迎えてくれる、と予習した中に書いていたが、レプリカとはいえ、丁寧に作ってある。雨ざらしなのに、状態も良好。
 やはり1番目にエントリーされるのは、当山の御本尊、六臂如意輪観世音菩薩さまだ。この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、性空上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれたため、岩山の中腹に舞台造りの建物となったそうだ。六臂如意輪観世音菩薩は、1月18日の鬼追いの日に開扉される。
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