2012/1/29

『マリアビートル』読了  読書

 先週は確信犯的に読書の時間をつくり、伊坂幸太郎/著『マリアビートル』をガガッと読了した。快挙だ。

 伊坂さん、大好きなのに、最初は読了できるか不安で不安で。

 というのも、読み始めて初めて知ったのだけど、これ『グラスホッパー』の続編?じゃないですか〜!?
 『グラスホッパー』は、私の伊坂熱に大声で「待った!!」をかけた小説で、ギブアップしてしまったのだった。殺し屋さんたちが、どんどん出てくる小説は、どうにもダメ。いいわるいじゃなく、うまいへたでなく、生理的にダメ。

 さらに『マリアビートル』には、いけすかない中学生男子まで登場する。優秀で性格破綻というタイプの少年は、もともとアウトだけど、湊かなえ/著『告白』の後ではもっとアウトになった。

 でもさすがは伊坂さん。ちゃんと私のお気に入りのキャラも登場し、とぼけた笑いを仕掛けてくれながら活躍してくれた。息つぎしながら読んでいくと・・・あろうことか、私の一等お気に入りキャラが途中退場してしまったではないか!! おいおいおいおいおい〜!!

 もう、糸子なみの舌打ちですよ! 読書してこういう理由で、思わず舌打ちしたのって、初めての経験。

 とはいえ、ちゃんとおとしまえをつける大どんでんな結末に、とりあえず納得。だけどこれって、似たようなのあったなー。そうそう、ティム・バートン監督の映画『マーズ・アタック!』だ。

 いや、ぜんぜん違うストーリーだけど、作者が「(たぶん)いいたいこと」はそっくり。
 『マーズアタック!』は、グロい火星人が地球人をガンガン殺してしまうんだけど、一見弱い人、取るに足らないと思われてるような人が、地球を救うというとぼけた映画だ。

 伊坂さん自身の正義感とか家族愛への揺るぎない讃歌は、最初に読んだ『重力ピエロ』のときと変わらない。描き方は変化球だけどね。

 いまでは果物の檸檬をみると、つい微笑んでしまう。彼にとっては「(機関車)トーマスくん」たちは、家族だったんだよね。そのへんの描き方も、とても可笑しくて、とても切ない。
0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ